終了しました|1月ー3月「神道史」を再考する|佛教大学四条センター
2018年1月23日/2月20日/3月20日.
「神道」といえば、日本人の伝統的な信仰、習俗、心性といった説明があります。
最近では、自然環境との共生を謳う教えとして評価されることもあります。
その一方で、「神道」は、戦前の軍国主義と結びつき、極端なナショナリズムを生み出す危険性も指摘されています。
しかし「神道」の形成に、仏教が重要な働きをもったことなど、 その歴史はほとんど知られていないようです。本講座では、知られざる神道の歴史に迫ります。
「神道史」を再考する
▼2018年
■ 1月23日 本居宣長・平田篤胤の「神道」とは
国学者の本居宣長や平田篤胤は、一般的には、偏狭なナショナリストのイメージが強いようです。
しかし、彼らは西洋の知識、とくに天文学を学ぶことで、新しい「神道」を生み出した知識人でした。
「国学」研究者の山下久夫先生(金沢学院大学名誉教授)とのトークを交えて、国学と神道の世界を説き明かします。
■2月20日 「国家神道」の深層ー明治から昭和へ
一般に、明治時代以降、多くの国民は「国家神道」によって統制されていたというイメージがありますが、実際はどうだったのでしょうか。
「神道」と「宗教」の関係など、出雲大社や靖国神社など神社の現場を通して、
明治から昭和へと激動する「神道」の歴史にわけ入りましょう。
■3月20日 神社本庁と折口信夫ー神道と民俗学
「神社本庁」とは、敗戦の混乱のなかで組織された神社人、神道家たちの団体です。
意外なことに、その設立過程には、民俗学者の折口信夫が深い関係をもっていました。
近代の神道の歴史を「民俗学」との関係から考えてみましょう。
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