終了しました|10月~12月「神道史」を再考する.佛教大学四条センター
「神道」といえば、日本人の伝統的な信仰、習俗、心性といった説明があります。
最近では、自然環境との共生を謳う教えとして評価されることもあります。
その一方で、「神道」は、戦前の軍国主義と結びつき、極端なナショナリズムを生み出す危険性も指摘されています。しかし「神道」の形成に、仏教が重要な働きをもったことなど、
その歴史はほとんど知られていないようです。本講座では、知られざる神道の歴史に迫ります。
「神道史」を再考する ⇒詳細
開講日:2017年
10月24日 「神道」の語源と「苦しむ神」
・・・「神道」の語が最初に出てくる文献は、『古事記』ではなく『日本書紀』でした。
それも神代の神々の世界ではなく、天皇の時代です。そもそも「神道」とは、どういう意味だったのでしょうか。また平安時代初期に現れる「苦しむ神」たちの記録にも迫ります。
11月 7日 「太神宮助けたまへ」ー変貌するアマテラスを追う
・・・古代の国家制度のなかで、伊勢神宮は私的な信仰や参拝は禁止されていました。
しかし平安時代後期には、アマテラスに命乞いをする天皇もあらわれます。
仏教と結びついて、「蛇体」に変身するアマテラスなど、知られざる中世神道の世界を紹介します。
12月 5日 「お陰参り」と江戸の神道
・・・伊勢神宮への参詣が大流行した江戸時代。その時代の神道とは、いかなる教えだったのでしょうか。
京都生まれの山崎闇斎や、伊勢神宮の神官の出口延佳など、江戸時代の儒学と結びつく神道の世界を見てみましょう。
時間: 15:30ー17:00
講師: 佛教大学歴史学部教授 斎藤英喜
会場:佛教大学 四条センター (⇒交通案内)
▼申込不要、当日先着順。受講料一回1000円
受講の方法と注意事項 | 来館者の皆様へのお願い
▼2018年の予定
1月23日 本居宣長・平田篤胤の「神道」とは(山下久夫氏とのトーク)
2月20日 「国家神道」の深層ー明治から昭和へ
3月20日 神社本庁と折口信夫ー神道と民俗学
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